グローリー最後の刑務所の意味が深い!ラスト終わり方が微妙・分かりにくい?【解説考察】

「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」 最後の刑務所の意味が深い!ラスト終わり方は微妙で分かりにくい?
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話題の韓国ドラマ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」。

ネットフリックスでは最終話まで配信され、華麗なる復讐劇が終了しました。

しかし、最後の終わり方(ラスト)の意味がイマイチ「分かりにくい」「消化不良」という人も多いようです。

一体どんなシーンだったのでしょうか?

最後の刑務所のシーンを振り返りながら、詳しく解説・考察をしていきます!

※ネタバレを含むためご注意ください。

目次
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「ザ・グローリー」のラストの終わり方が微妙・分かりにくい?

ザ・グローリー

主人公のムン・ドンウンの復讐劇がついに最終回を迎えました。

あなたは、最後のシーン(終わり方)について、どのような感想を持たれたでしょうか?

ネットの声では、「スッキリした」という声もある一方で、「分かりにくい」などの声も上がっていました。

「ザ・グローリー」の終わり方にスッキリした

「ザ・グローリー」の終わり方が分かりにくかった

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「ザ・グローリー」最後の刑務所のシーンとは?

ザ・グローリー

最後の終わり方について意見が分かれている韓国ドラマ「ザ・グローリー」。

一体、どんなラストだったのか、改めて振り返ってみましょう!

最終話(16話)の最後のシーンでは、

ドンウンとヨジョンが「ジサン刑務所」に入っていく

ところが描かれていました。

「ジサン刑務所」の駐車場に車をとめ、車から降りる2人。

ザ・グローリー

晴れていた空にだんだんと「暗い雲」が立ち込めていきます。

ザ・グローリー

2人は刑務所の門の前に立ち、暗くなっていく空を見上げます。

ザ・グローリー
ザ・グローリー

そこで、ヨジョンはドンウンを見つめ「愛してる」と告げます。

ザ・グローリー

それに応えるようにドンウンも「愛してる」と。

ザ・グローリー

何かお互いに覚悟を決めたような表情にも見えました。

そして、2人は微笑み合いながら、門へとあゆみを進めていきます。

ザ・グローリー

刑務所のゲートが閉じて・・・・

ザ・グローリー
ザ・グローリー

エンドロールという流れ。

正直、「え?ここで終わり?」と驚いた人も多いのではないでしょうか。

筆者は、この「暗い雲」が不吉な将来を暗示しているようで「胸がざわっ」としてしまいました。

この続きが気になってしまうラストシーンでした。

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「ザ・グローリー」最後の意味とは?(考察・解説)

では、ここからは、この最後のシーンの意味について考察・解説していきます。

まず、2人が入って行った「ジサン刑務所」は、あの「殺人鬼」が移管された場所になります。

ザ・グローリー

そのため、ここが新たな復讐劇の舞台となるわけです。

ちなみに、殺人鬼の移管について、補足をすると、

①なぜ殺人鬼を移管させた?

以前、ヨジョンは、殺人鬼に復讐するため、服役している刑務所に医者として勤めようと計画していました。

しかし、被害者と加害者が同じ刑務所に勤務・接近することが許されませんでした。

そのため、別の刑務所(ジサン刑務所)に就職し、後から殺人鬼が移ってくれば、そのルールが破れると考えたのでしょう。

②どうやって殺人鬼を移管させた?

ドンウンは自分の復讐劇が終わった後、半年間、お寺で奉仕し、「ヨンスク」という中年女性に近づいていました。

この人物は、いじめ加害者へジョン(CA)の元婚約者の母親ですが、職業は「高利貸し」。

仕事の性質上、刑務所のシステムを熟知しており、影響力のある人物だったのです。

殺人鬼をジサン刑務所に移管するためには、刑務所内でトラブルを起こさせる必要があります。

そのため、ヨンスクはドンウンの頼みを聞き、他の囚人にわざと殺人鬼を襲わせたのでしょう。

という一連の流れがありました。

二人はこの「ジサン刑務所」で、

  • ヨジョン:刑務医
  • ドンウン:読書討論会の講師

として、それぞれ侵入することに成功。

かつて、ヨジョンは殺人鬼と面会した際、

「次に再会する時には食べ物やすれ違う人、薬にも気をつけろ」と警告していました。

そのため、このジサン刑務所で、殺人鬼の怯える日々がスタートしていくというわけです。

2人はこれから共謀し、華麗な「復讐劇パート2」が始まるのだろうと予想できます。

また、最後のシーンの「愛の言葉」については、脚本家キム・ウンスク氏が以下のように解説しています。

ドンウンを生きる理由にしたいヨジョンと、

ヨジョンを生きる理由にしたいドンウンの愛の告白は

『生きたい』の違う表現だった。

引用:韓ドラ時代劇.com

以上のように、お互いを「生きる希望」だと再認識するための「愛してる」だったのですね。

このシーンで流れているBGMが「Pie Jesu(慈愛なるイエス)」。

お互いに慈しみ合う深い対象だということを音楽で表しているのではないでしょうか。

しかし、気になるのはあの「雲」です。

ザ・グローリー

一体どんな意味が込められているのでしょうか?

「暗い雲」には、

  • 二人に暗い未来が待っている
  • ヨジョンの地獄(殺人鬼)と対峙が始まる
  • 二人の復讐を神様(天)は目をつぶる

などの意味が予想されています。

また、このドラマでは、パクヨンジンが「お天気キャスター」という設定でした。

お天気キャスターのパク・ヨンジン
お天気キャスターのパク・ヨンジン

ドラマ内でも、「雨」や「雪」などの気象現象が効果的に使われていました。

そのため、「天気」が1つのサイン・象徴となっているでしょう。

この「暗雲」の解釈についても、脚本家のインタビューが参考になりそうです。

「2人は幸せになれるのか?」という問いに対し・・・

復讐の過程で彼らも加害者になり、

だからまた別の地獄である刑務所に行くこと以外には生きる方法を知らない。

しかし、ヨジョンとドンウンの2人は、


一緒に天国に向かうように地獄に向かっていく。

まさに狂った愛だ。

引用:引用:韓ドラ時代劇.com

上記の通り、復讐は、自分達も「加害者」になっていく=別の地獄であることを語っています。

そのことからも、「暗い雲」は「別の地獄に向かう」という未来を表しているのでしょう。

2人はそれで幸せな未来が来ることを信じ、微笑みながら刑務所の門をくぐって行きました。

向かうのが「地獄の扉」だったとしても、2人にとっての「希望」を感じられるラストだったのではないでしょうか。

ザ・グローリー

「愛の言葉・笑顔」と「暗い背景」とのコントラストが視聴者に違和感を残したという点では、絶妙な演出の1つだったのかもしれません。

なお、残念ながら「ザ・グローリー」の続編の予定は現時点でないことが分かっています。

シーズン2は無いにしても、2人にとって平穏な日々が訪れることを祈りたいです。

同じく人気ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のシーズン2については、以下の記事でまとめています!

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まとめ

今回は、今話題の韓国ドラマ「ザ・グローリー」について取り上げました。

最後の刑務所のシーンや終わり方の意味について疑問に思った方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

やはり韓国ドラマは散りばめられた伏線やストーリー、心理描写が巧妙ですね。

今後もキム・ウンスク脚本のドラマに注目していきましょう!

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