出演者のラップでのやり取りが「面白い!」とネット上で話題となっています。
特に、画面下のワイプで参加している手話通訳のお姉さんがノリノリで面白いと注目されています。
そこで今回は、手話のお姉さんが誰なのか、経歴やプロフィールについてもまとめていきます!
ACジャパン新CM「寛容ラップ」が話題!
2022年7月1日より、ACジャパンの新しいCM「寛容ラップ」が放送スタートしました。
このCMのテーマは、「不寛容な時代~現代社会の公共マナーとは」。
「相手を尊重し認め合う大切さ」を伝えようと、レジに並ぶ客同士がラップバトルで交流しながら、
「たたくより、たたえ合おう。」のメッセージが流れます。

聴覚障害がある方のために手話・字幕も付けられ、どなたでも楽しめるCMになっています!

- ラッパー:呂布カルマ
- お婆さん:小田原さち
- レジ店員:蘭
このCMが流れ始めると、ネット上ではたちまち話題に!
特に、ノリノリで踊っている「手話のお姉さん」が気になった人が多いようです。
呂布カルマ出演の話題のACジャパンのCM観た。画面左下の手話の方もノッてるの良い。エミネムのライブの手話担当はさらにノリノリだったが😇
— ロン😇 (@longlonghair) July 5, 2022
ACジャパンのラップCMは実は手話のお姉さんがファンキーになるのが見所ですよ
— 床ぺろの人 (@yukaperochanRO) July 5, 2022
呂布カルマのACジャパンのCM良すぎる。しかも手話もヒップホップにできるのか。加えて「ただ気遣われるだけでなく、弱者(便宜上)もできる範囲で対策をしてこそフェア」というような意見が散見されてるのも個人的には良いと思う。意見広告。
— liv/kudoh (@kudoh_livly) July 5, 2022
[ad]ACジャパンのCM、手話の方がめっちゃアゲアゲみたいになってて(笑)
— 🦋アイスティー🎧🎮 (@icetea730) July 5, 2022
好き💕
ACジャパンCMの手話通訳は誰?

ACジャパンの新CMで、ノリノリで手話をしているお姉さんは一体誰なのでしょうか?
ACジャパンのプレスリリースを確認したところ、
木村 晴美さん
という人物であることがわかりました!

手話・木村晴美さんの経歴やプロフィール
ACジャパンのCMで手話通訳を担当されている木村晴美さんとはどんな方なのでしょうか?

名前 | 木村晴美(きむらはるみ) |
生年月日 | 1965年?月?日 |
年齢 | 57歳(2022年7月現在) |
出身 | 山口県下関市 |
学歴 | 一橋大学大学院 |
木村晴美さんは、1965年に聴覚障害のある両親の元に生まれ、ご自身も聴覚障害者です。
世田谷区職員などの職務経験を経て、
- 1991年〜:国立障害者リハビリテーションセンター学院・手話通訳学科教官
- 1995年〜:NHK手話ニュースキャスター
を務められています。
現在、NHK手話ニュースは木曜日の担当です!

「NHK手話ニュース845」
平日20:45 - 21:00に放送
※木村晴美さんは木曜日に出演
本当にCMと同じ人物か確認してみたい方はぜひ見てみましょう!
そんな木村晴美さんの人生のモットーは、
- グルメとダイエットの両立
- ろう者として人生を全うする
だそうです。
木村さんのツイッターでは、
「ピクミンブルーム」でウォーキングを頑張っておられる様子も!
#まいにちピクミンブルーム
— 木村晴美🐖Harumi KIMURA (@tonchandesuyo) June 29, 2022
コクリハ&ミヤギ?
仲良く一緒に歩きました! pic.twitter.com/PQP5q6Fxv0
そして、好きなことは、
- 美味しいものを食べること
- 温泉で癒されること
だそうです。
ツイッターで、ある名店の「粒あん」をゲットしたことを投稿。
その喜びが表情から伝わってきました。
やはり食べることがお好きのようですね〜!
回転焼の名店、御座候の粒あんをゲットしたときの表情とコメントです。日本語訳はありません。悪しからず。#御座候#とんちゃん pic.twitter.com/UZft0zn91A
— 木村晴美🐖Harumi KIMURA (@tonchandesuyo) March 27, 2022
また、木村さんは手話に関する書籍も多数出版されています。
手話・木村晴美さんは過去にもバズっていた!
2016年のリオオリンピックのニュースを伝える木村晴美さん。
男子陸上で金メダルを獲得した「ウサイン・ボルト」さんを表現する手話が「わかりやすい!」と話題となりました。
「ウサイン・ボルト」を手話で表現するとこうなるwwwwwwww pic.twitter.com/FBi51mQPKl
— 放送事故ワロタ (@kusowarota_tv) May 20, 2022
4年前と同じポーズでした。#etv pic.twitter.com/wO2WTviAEh
— 絶対 (@2BenKi) August 15, 2016
通常、手話で人名を伝えるときは
「ウ」「サ」「イ」「ン」……と一文字ずつ指で表現します。
しかし、木村晴美キャスターは、ボルト選手の象徴とも言える、
「ライトニング・ボルト」ポーズをとってボルト選手をあらわしたのです。


この表現に、当時のツイッターでは、
「ボルトって手話の単語があるの!すげえな」
「分かりやすい!」
と感心する声が続出していました。
当時のことを覚えておられる人も多いのではないでしょうか。
しかし、このポーズを発案したのは、残念ながら木村晴美さんではないようです。
NHK広報部に取材したところ、番組で同ポーズを用い始めたのは2012年ロンドン夏季大会の前から。
ねとらぼ(2016年08月16日)より
2009年世界選手権男子100メートルでボルト選手が人類初の9秒5台を記録したあたりから、一般のろう者の間でボルト選手を例のポーズで表現する機会が増えていったそうです。
これにならい、ボルト選手だと一発で分かりやすく捉えてもらえる手話だとして番組でも使うようになりました。
一般のろう者の間でこのポーズで表現する人が増えたため、番組でも採用したとのことでした。
同じように、「イチロー選手」を表す手話もあるそうです。

手話に「イチロー」という単語が存在するという驚き pic.twitter.com/b9ZKUNh6uO
— ののじ (@honojinonoji) March 23, 2019
このように、人物の特徴などから作られる「手話のあだ名」は「サインネーム」と言います。
手話は難しいイメージがありましたが、自由で多彩な表現があるんですね!
表情もすごい!木村晴美さんのCM画像まとめ
手話では、「表情」も文法表現の1つとされています。
今回のACジャパンのCMでも、木村晴美さんの表情豊かな様子が印象的でしたね!
以下に、CMの画像をまとめて見ました。
ごめんなさいね、遅くて・・・。

誰も怒ってなんかない♪

あんたのペースでいいんだ
何も気にすんな♪

叩くより称えあおう♪

木村晴美さん自身もろう者ではありますが、
抜群のリズム感と表情で素晴らしい手話を披露されていましたね!

おそらく字幕だけでは、ラップのリズム感までは伝わりにくいでしょう。
木村晴美さんの手話のおかげで、このCMの良さが多く人に届けられているのではないでしょうか!
まとめ
今回は、ACジャパンの新コマーシャル「寛容ラップ」に出演されている手話の木村晴美さんについて取り上げました。
ご自身も聴覚障害者でNHKニュースキャスターとしても経歴が長い木村さん。
木村さんの豊かな表情をはじめ、ラップに合わせた体の動かし方などの表現力の高さが、CMの注目度を上げているようです。
今後もますますご活躍されることをお祈りしています!
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